台湾神宮
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台湾神宮 | |
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所在地 | 台湾台北州台北市大宮町 |
主祭神 | 北白川宮能久親王 大国魂命 大己貴命 少彦名命 天照大神 |
社格等 | 官幣大社 |
創建 | 明治34年(1901年) |
例祭 | 10月28日 |
台湾神宮(たいわんじんぐう)は、かつてに存在した台湾の神社である。廃座時の社格は官幣大社。
1901年(明治34年)、台北市の剣潭山(円山)に台湾神社の社名で創建された。当初の祭神は、北白川宮能久親王および開拓三神(大国魂命・大己貴命・少彦名命)であった。1944年(昭和19年)、天照大神が増祀され、台湾神宮に改称された。
台湾神宮は台湾の総鎮守として、台湾で最も重要な神社とされた。台湾総督府は10月28日を「台湾神社祭」と定め、この日を全島の休日とした。1923年4月12日、皇大子(後の昭和天皇)が台湾を訪問した際、台湾神宮へ参拝するために、敕使道路(現 中山北路)という道路が作られた。
1944年10月23日、台湾神宮のある円山の山頂に旅客機が墜落し、新しく造営され台湾神社祭のときに遷座される予定だった新社殿や、鳥居、石燈などを焼失した。
1945年(昭和20年)の日本の第二次世界大戦敗戦の後すぐに、台湾にある全ての神社は廃止された。台湾神宮の跡は台湾大飯店(台湾ホテル)となり、1952年に改築され圓山大飯店となった。
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