台湾電力
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台湾電力(Taiwan Power Company)とは台湾にある国内唯一の公営電力会社。正式名称は台灣電力公司。通称「台電」。「Taipower」とも呼ばれる。発電から送電、配電に至るまで全て一括して行なう。
1946年、それまで日本統治下の台湾にあって電力を供給していた台湾電力株式会社を中華民国政府が接収。政府資本によって誕生した会社である。1977年に政府資本の株式会社制に組織変更。中華民国経済部の監督下にて事業を行なっている。国営企業の為、新規事業や電気料金の改定を行なうなどの場合は国会での審議を必要とする。
年間総発電量は1897億kW。そのうち43.6%が火力発電、原子力発電が20.2%、天然ガス19.8%、リサイクル資源利用が2.2%、水力発電によるものが2%の割合いである(2005年)。