名刺
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名刺(めいし。中国語名片。英語米Calling Card、英Visiting Card Business Cardの表記も)とは、1枚の硬い紙に所持者の社名、社名ロゴ、所属部署、氏名、肩書、郵便番号、住所、連絡先電話番号、Uniform Resource Locator、QRコードなどの情報が印字・印刷されているもの。再生紙を使用した名刺の場合、「再生紙使用マーク」<R(アール)マーク>も印刷することもある。 日本や韓国ではよく名刺交換されるが、欧米では割合その頻度は低い(警察官が交換ではなく情報提供先として聞き込み相手に渡す事はある)。
日本国内での基本の大きさは91ミリ×55ミリ。いわゆる黄金比である(欧米では3.5インチ×2インチ)。女性用の名刺では、角を丸くする角丸加工という製本加工を施すのが人気である。
[編集] 東洋での名刺
「名刺」はその性質上「名紙」と書き間違われそうであるが、「名刺」が正しい。
発祥は古代中国の後漢頃に遡る。士大夫階級が、誰かの邸を訪問する際に、門前の箱に「刺」と呼ばれる、姓名と身分を書いた札を投じて、取次ぎを要請した習慣がそれとされる。
三国時代の呉の武将朱然の墓が1984年に発見され、発掘された結果、副葬品に彼の「名刺」が発見された。これが現存する最古の名刺とされる。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- 「再生紙使用マーク」<R(アール)マーク> ごみゼロパートナーシップ会議
- 接客・渉外のマナー(名刺交換のマナーコラムあり)
- 名刺管理の達人(コクヨ・名刺のマナーに関するコラム4点)
- 名刺交換のビジネスマナー(マンガで名刺交換のマナーを紹介)
- 東京名刺センター(名刺に関する事例を紹介)