唐生智
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唐生智(とう せいち、1889年 - 1970年4月6日)は、中華民国の軍人、中華人民共和国の政治家。
1937年12月における南京防衛戦の総指揮官を蒋介石より任命される。7日に蒋介石が南京を脱出した後も徹底抗戦の指示を守り日本軍からの降伏勧告に抵抗する。その後、南京陥落直前の12日夕方に全軍に撤退を指示し自らも南京から撤退した。しかしながらこの指示は中国軍の末端までは伝わらず、多くの中国兵が指揮系統不在のまま南京に取り残される結果となった。 中華人民共和国の成立以降も大陸に残る。1949年、湖南省の知事に命じられ、中国国民党革命委員会の委員、全国人民代表大会の常務委員を歴任した。