國語 (中国語)
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國語(こくご、注音: ㄍㄨㄛˊ ㄩˇ、ピン音: guóyǔ)は中華民国が1926年に制定した標準中国語であり、現在の中華民国(台湾)における標準中国語である。現代の台湾で行われるものを特に台湾国語、台湾華語ともいい、本項では主にこれについて説明する。中華人民共和国の標準語である普通話と相互理解が可能であるが、普通話と比べてr化音や軽声の使用比率が低く、規範的な発音・声調、語彙が普通話と微妙に異なる。台湾では、正体字(繁体字)が正書法として用いられている。
香港においても、台湾と同様に標準中国語を「國語」と呼んでいた。しかし、イギリスによる植民地統治が終わり中華人民共和国の特別行政区となり、政府が公式に用いるようになった影響で、最近では「普通話」と呼称する場合が多くなった。また、香港でも多くは繁体字(ただし用字法などで台湾の「正体字」とは若干違いがある)が用いられるため、書面語は台湾の「國語」と近い。しかし、近年は政府刊行物や大企業のWebサイト等では、繁体字版以外に簡体字版も提供されることが多くなった。また、口語では広東語が日常的に使われ、標準中国語による学校教育が少数派であること、中国大陸との結びつきが深いことなどといった言語環境により、広東語や簡体字に由来する表現・表記の混用が見られる。
[編集] 普通話との比較
- 発音の違い
- 語彙の違い
[編集] 文字
台湾では正体字(繁体字)の漢字を用いる。普通話の発音は漢語拼音(ピンイン)によって表されるが、國語の発音の表記には注音符号(注音字母)が用いられるのが基本である。