地球戦士ライーザ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ジャンル | ロールプレイングゲーム |
対応機種 | PC-8801 FM-7 X1 MSX ファミリーコンピュータ [FC] |
開発元 | 九葉真・真島真太郎 |
発売元 | [PC-88・FM-7・X1・MSX] エニックス [FC] 任天堂 |
人数 | 1人 |
メディア | [PC-88・X1] 5インチFD [FM-7・MSX] テープメディア/3.5インチFD [FC] ROMカートリッジ |
発売日 | [PC-88・FM-7・X1・MSX] 1985年 [FC] 1987年12月15日 |
価格 | [FM-7(テープ)MSX(テープ)] 4,800円(税抜) [PC-88・FM-7(FD)・X1] 6,400円(税抜) [FC] 5,000円(税抜) |
その他 | FC版タイトルは「銀河の三人」 |
地球戦士ライーザ(ちきゅうせんし - )は、エニックス(現スクウェア・エニックス)より1985年に発売されたパーソナルコンピュータ用のロールプレイングゲーム。1987年12月に「銀河の三人」のタイトルでファミリーコンピュータに移植された(発売・任天堂)。コンピュータRPGの多くがファンタジー世界を舞台にしたものであった時代に宇宙を舞台にしたSF調の世界観が注目されると共に、重厚なストーリーが評価された。
開発者は九葉真(杉江正のペンネーム)・真島真太郎の2名。
[編集] ストーリー
西暦2300年、地球連邦樹立を実現した人類は宇宙に進出し、各惑星への入植を進めていたが外宇宙からの侵略者であるガルム星人の攻撃を受け、危機に晒されていた。
ガルムの圧倒的な戦力の前に地球が陥落するのは時間の問題と思われていたさなか、地球軍総司令から各惑星の舞台へ地球への集結命令が下される。
火星に配属されていたライーザ戦隊に所属する主人公とブルーも地球への帰路を急ぐのだが……。
[編集] 主な登場人物
- 主人公(ケンシロウ)
- 名前は設定可能。(何も入力しないと上記のようにケンシロウとなる。)火星に配属されていたが、ガルムとの戦闘でほとんどの仲間を失い生き残ったブルーと2人で地球に帰還する。
- ブルー
- ガルムとの戦闘で壊滅的打撃を受けた火星配属のライーザ戦隊で、主人公と共に生き残った戦友。お調子者だが、操縦の腕は一流。ESPも一流で残留思念などを感じとれる。なお、PC版とFC版では外見が全く異なる。
- リミ
- 宇宙ステーション(FC版では月面)から回収されたカプセルでコールドスリープ状態に在った少女。自ら志願し、地球からしばしばライーザ戦隊に通信を送って、殺伐とした戦闘の連続に癒しをもたらす。
- ミオ
- ライーザ戦隊のオペレーションを担当するコンピュータードール。今の言うところのバーチャル人格か。
- ウェライ
- ガルム帝国の支配者。
[編集] 銀河の三人(ファミコン版)
1987年12月15日に任天堂より発売。基本的にはPCからの移植だが、惑星表面に着陸した後の移動が横スクロール形式になっている、主人公やリミが超能力が使えるなどのアレンジが加えられている。また、終盤の敵出現頻度が異常に高かったりヒットポイントの上限値を下げられる対処不能の特殊攻撃があるなど難易度が非常に高くなっている。
永井豪がキャラクターデザインを担当しているが、永井豪によるパッケージイラストはゲームの世界観を正確に伝え切れていないと言う理由で今ひとつの評判だったらしく、それに加えて「ドラゴンクエストIII そして伝説へ…」と言う超大作の発売を目前に控えていたことなども手伝って本作の売上は芳しくなかったようである。