型推論
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型推論(かたすいろん)とはプログラミング言語の機能の1つで、静的な型付けを持つ言語において、変数や関数の型を宣言しなくてもそれを導くのに使われた関数の型シグネチャなどから自動的に型を決定する機構のこと。主に関数型言語で用いられる。
推論に失敗するとその時点でエラーを報告できるため、少なくとも誤った型を用いる事によるバグは回避できる。また、記述をアルゴリズムに集中できるのでプログラムの抽象度が上がるというメリットもある。
型推論を持つ言語としてはHaskell、MLなどがある。関数型言語以外でも、C++0x、C#3.0、D言語などでの導入が検討されている。
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