城咲あい
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城咲あい(しろさき・あい)は、宝塚歌劇団月組の若手娘役スター。身長163cm。A型。東京都国分寺市出身。日本女子大学附属中学校卒。1月24日生まれ。愛称は本名から「あい」「あいっこ」。
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[編集] 略歴
- 3月、86期生として宝塚歌劇団に入団。
- 同年『源氏物語あさきゆめみし』で初舞台後、月組に配属。
- 同期生には望月理世、凰稀かなめ、緒月遠麻、陽月華、和涼華らがいる。
- 舞台栄えするスタイル、大人びた上品な雰囲気を持つ娘役として注目を浴びる。
- 1月、「ガイズ&ドールズ」新人公演でヒロインのサラ・ブラウンに抜擢。
- 研2という若さながら、持ち前の舞台度胸の良さで堂々と初ヒロインを演じきる。
- なお、同年7月に開局されたTAKARAZUKA SKY STAGEの第1期スカイフェアリーズにも選ばれる。
- 9月、「なみだ橋えがお橋」(主演:月船さらら)でバウ初ヒロイン。
- したたかだがどこか可愛らしさのある遊女十六夜を演じる。
- 2月の大劇場公演「エリザベート」では黒天使(マデレーネ)を
- 氷のような美しさとしなやかさ、クールな表情で魅惑的に演じ、好評を博す。
- 7月の梅田芸術劇場オープニングシリーズ「アーネスト・イン・ラブ」では
- 主役アーネストを後見人に持つ令嬢セシリィ・カーデューを明るく溌剌とした若さで好演。
- この年の下半期から新生月組の2番手娘役として活躍するようになる。
- 2月のバウホール公演「想夫恋」(主演:北翔海莉)では都一の美女と謳われたヒロイン小督局を、
- 楚々とした風情と品格漂う所作で見事に演じ、洋物だけでなく日本物もこなせることを証明。
- また、この公演では琴の生演奏に挑戦し、好評を博した。
- 10月の日生劇場公演「オクラホマ!」(主演:轟悠)ではヒロインのローリーに起用され、
- 可憐で爽やかな雰囲気をもって演じ、歌唱力の面でも大きな成長を見せる。
- また、この年の秋から2007年初頭にかけて日比谷シャンテのイメージガールを務めた。
- 「パリの空よりも高く」「ファンシー・ダンス」に出演後、全国ツアー「ダル・レークの恋」に出演予定
[編集] 主な舞台歴
- 2000年
- 「あさきゆめみし」(初舞台)
- 2001年
- 「大海賊」:新人公演ルシア(本役:花城アリア)
- バウ「血と砂」:プルミタス(少年)
- 2002年
- 2003年
- バウ「春ふたたび」:よの/「恋天狗」:お春
- 「シニョール・ドン・ファン」:カトリーヌ、新人公演ローサ・へミング(本役:美原志帆)
- TCAスペシャル2003「ディア・グランド・シアター」出演
- 2004年
- 「飛鳥夕映え」:生駒
- TCAスペシャル2004「タカラヅカ90-100年への道-」出演
- 2005年
- 「エリザベート」:黒天使(マデレーネ)、新人公演ゾフィー(本役:美々杏里)
- 羽山紀代美ダンシング・リサイタル「ゴールデン・ステップス」出演
- 梅田芸術劇場公演「アーネスト・イン・ラブ」:セシリィ・カーデュー
- 「JAZZYな妖精たち」:ロージー・ウィルコックス
- 「REVUE OF DREAMS」エトワール他
- 2006年
- 2007年
- 「パリの空よりも高く」:エルザ(ミディネット)
- 全国ツアー「ダル・レークの恋」
[編集] 新人公演ヒロイン
- 2002年「ガイズ&ドールズ」サラ・ブラウン(本役:映美くらら)
- 2003年「薔薇の封印」ジェニファー・マッカートニー/ポーラ(同上)
- 2004年「飛鳥夕映え」瑪瑙(同上)
- 2005年「JAZZYな妖精たち」シャノン・マクニール(本役:彩乃かなみ)
計4回
[編集] バウホール公演などのヒロイン
- 2003年「なみだ橋 えがお橋」十六夜(宝塚バウホール、日本青年館)
- 2004年「愛しき人よ」ジョセフィーヌ・ド・ハーグリーブ(宝塚バウホール、日本青年館)
- 2006年「想夫恋」小督(宝塚バウホール)
- 2006年「オクラホマ!」ローリー(日生劇場)
[編集] 主な受賞歴
- 2004年度 新人賞