日生劇場
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日生劇場(にっせいげきじょう)とは、東京都千代田区に所在する劇場である。座席数は約1,300。優れた内装を持つことで知られる。
日本生命日比谷ビル(建築家村野藤吾の設計により、1963年9月竣工)の中にあり、オペラ、ミュージカルの公演にしばしば使用される。こけら落とし公演は、1963年10月20日にベルリン・ドイツ・オペラを招いて行われた。 天井にはアコヤ貝の貝殻が散りばめられ、竣工当時の緞帳はマルク・シャガールの作品が使用されるなど、贅を尽くした劇場である。客席の中では、中2階に相当するグランドサークル席と呼ばれる席の人気が高く、早く売り切れる事が多い。また越路吹雪が長年にわたり、ロングリサイタルを挙行していた劇場としても有名である。
1964年より毎年、日本生命保険と共催で、劇団四季出演によるミュージカルに都内の小学生を学校単位で無料で招待する、ニッセイ名作劇場を実施している。
設立に一番力を注いだのは第5代社長弘世現だった。
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竣工当時の緞帳は、シャガールの・・・・というのは事実ではないと思いますが。この原稿は誰が責任執筆したのでしょうか。 開場にあたってシャガールの緞帳の計画はあり、その準備もされていたと聞いていますが、 日生劇場の緞帳は、開場以来「杉山 寧」氏の作品「曜」のはずです。
なお、現在は客席ロビーに、シャガールの「タペストリ」は飾ってあります。