埼玉県立歴史と民俗の博物館
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埼玉県立歴史と民俗の博物館(さいたまけんりつれきしとみんぞくのはくぶつかん)は、埼玉県さいたま市大宮区の大宮公園内にある、歴史と民俗を中心にした人文系総合博物館である。前身は1971年に現在地に開館した埼玉県立博物館で、2006年に埼玉県立民俗文化センターと統合して現名称となった。
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[編集] 沿革
前身である埼玉県立博物館は1970年に竣工し、翌1971年(昭和46年)11月に開館した。設計は前川國男。開館当時、都道府県立の歴史系博物館としては画期的な規模と内容をもち、以後新設された他の都道府県立博物館に影響を与えるところが大きかった。
2006年4月に、埼玉県立民俗文化センター(Saitama Folklore Museum:さいたま市岩槻区加倉5-12-1)と統合し、「埼玉県立歴史と民俗の博物館」となった。建物は県立博物館のものを引き継ぐが、県の設置条例では「改称」ではなく、「設置」と言っている。
[編集] 主な収蔵品
- 国宝の太刀、短刀
- 太刀(銘備前国長船住左兵衛尉景光 作者進士三郎景政 嘉暦二二年己巳七月日)
- 短刀(銘備州長船住景光 元亨三年三月日)(謙信景光)
ほか
[編集] 展示構成
- 特別展示室
- 季節展示室
- 常設展示室(歴史順展示)
- 日本のあけぼのから戦国時代、
- 江戸の産業と文化、
- 幕府の支配、
- 埼玉の誕生
- 郷土学習室
など
- スタディコーナー
- 図書コーナー
- ビデオコーナー
- パソコンコーナー
[編集] 利用情報
- 休館日:月曜(ただし祝日の場合は開館) 開館時間9時~16時30分(入場は16時まで)
- 入場料:一般300円、高・大学生150円、65歳以上、中学生以下及び障害者手帳所持者は無料 特別展・企画展は別料金
- 住所:埼玉県さいたま市大宮区高鼻町4-219
- 電話:048-645-8171
[編集] 交通
- 東武野田線大宮公園駅から徒歩5分。
- JR・東武線大宮駅から徒歩20分。