堀之内九一郎
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堀之内 九一郎(ほりのうち きゅういちろう、1947年 - )は、鹿児島県鹿屋市出身の実業家で、リサイクルチェーンの株式会社生活創庫の代表取締役。全国にリサイクルショップ「創庫生活館」を展開。
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[編集] 人物
マネーの虎では、NO.1の出演回数と厳しさを誇った。30種類以上の業種を経験してきたことがあり、どのジャンルにも精通。志願者に一つでもマイナス部分があると、それを徹底的に問い詰め、恐ろしいほどの完璧さを要求した。そのため出資したのはわずか3回。
しかし、あまりにも厳しすぎるためにほかの社長と対立することが多く、これがきっかけでマネー成立になったケースが続出した。これを嫌ったのか「社長同士の対立について規制しないと番組を降板する」と吉田栄作やスタッフに要求したことも。他の社長との共同出資をあまり好まず、志願者に誰に投資して欲しいか選ばせることもあった。
一方、夢やロマンに関しては人一倍熱い。パソコン救急車開業の志願者に対して激しく批判したが、マネー成立後に「あなたの夢を達成することが裏切らないことなんだ」という優しい言葉を投げかけた。
手造りの木製家具店を経営したいという志願者の人間性に惚れ込み、プレゼン開始すぐに「私が全部出す」と言った事がある。 志願者が数億円の借金がある事を打ち明けたが 「借金があったっていいじゃない、借金があるなら返せばいい」と発言した。 しかしその志願者には投資を希望する虎が複数でたので、志願者が虎を1人選ぶことになり、堀之内は選ばれず投資にはいたっていないため、出資回数が少なく思われがちである。
マネーの虎収録後、吉田栄作が「なぜいつもお金を出さないのですか?」と聞き、半生を語った事がある。 番組ではその波乱万丈な半生を、再現ドラマとして特別編成にしたこともある。(出演・大森うたえもん)
[編集] 略歴
- 1965年 高校卒業後、大阪の繊維工場に就職する。
- 1966年 両親が他界し、地元に戻る。
- 1970年 繊維工場に就職するも3年後に倒産。その後、食堂やソーラー会社など30種類以上の事業を立ち上げるがすべて失敗。
- 1985年 再起のために東京へ行こうとしたが、資金が足りず浜松でホームレスになってしまう。しかし、壊れたストーブを修理してホームレス仲間に売ったことがきっかけでリサイクルに目覚める。
- 1988年 生活創庫を設立
- 2001年 マネーの虎に出演
[編集] 著書
- どん底からの成功法則 ISBN 4763195395
- 野良犬の成功法則 ISBN 476319609X
[編集] 連載している出版物
- BIG TOMORROW
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- 堀之内九一郎/写真・プロフィール(システムブレーン)