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声母(せいぼ)は、中国語の漢字音の構成要素の一。音節の最初の部分。音声学上の頭子音であるが、音韻学では韻母のみで存在する漢字音は無いものと考え、ゼロ声母を設定する。
現代の普通話にはゼロ声母を含めて22個の声母が設定されている。このうち3個は異音と見なすことができる。詳しくは同記事の声母の項を参照のこと。
古代の中国語の賦・古詩等では声母を一致させて複数の音節をつなげる「畳声」という表現技法も用いられたが、近体詩では韻母が重視される。
中古音において声母は五音三十六字母によって表された。現在では51の声母があったと言われている。