大同市
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大同(だいどう、タートンDàtóng)市(-し)は、中国山西省北部の都市。
省都の太原市に次ぐ山西省第二の都市。
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[編集] 歴史
戦国時代には、趙がこの地を治めていた。前漢代には平城県と呼称される。前漢を建てた劉邦は、この街に近い白登山で匈奴の冒頓単于に敗れた(白登山の戦い)。地勢的に農耕世界と遊牧世界の接点に位置する大同は、北方民族とも深い関わりを持った。鮮卑族が建てた北魏は、398年から494年にかけてこの地に都を定め、近くの雲崗洞窟には石窟寺院が建てられた。唐代には定襄県と呼ばれ、その後は雲中県と名前が変わった。
10世紀、モンゴル系契丹族の遼が五代の後晋建国を援助したことから、この地を含む燕雲十六州(「雲」が大同を中心とする地域)は遼に割譲され、西京大同府と言う副都の一つが置かれた。その後行政区分としての名前は変わるが、大同の名前はそのままで現在に至っている。
明代になると、北方のモンゴルに対して万里の長城を修築するなど、防衛政策を強化する必要に迫られた。大同は、長城付近への物資輸送における中継地点として重要な役割を果たした。
[編集] 経済
炭鉱業が盛んである。
[編集] 観光名所
[編集] 友好都市
[編集] 外部リンク
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