大山寺 (伊勢原市)
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大山寺 | |
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![]() 本堂 |
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所在地 | 神奈川県伊勢原市大山724 |
位置 | 北緯35度25分45.36秒 東経139度14分21.56秒 |
山号 | 雨降山(あぶりさん) |
宗派 | 真言宗大覚寺派 |
本尊 | 不動明王(重要文化財) |
創建年 | 伝・天平勝宝7年(755年) |
開基 | 伝・良弁 |
正式名 | |
別称 | 大山不動、大山不動尊 |
札所等 | 関東三大不動 関東三十六不動1番 関東四国八十八箇所60番 |
文化財 | 鉄造不動明王二童子像(重要文化財) |
大山寺 (おおやまでら) は、神奈川県伊勢原市にある真言宗大覚寺派の寺院である。大山不動の通称で知られる。山号は雨降山(あぶりさん)、本尊は不動明王、開基(創立者)は良弁(ろうべん)と伝える。
高幡山金剛寺、成田山新勝寺と共にしばしば「関東の三大不動」に数えられ、江戸期には江戸近郊の観光地として賑わい、落語にも「百人坊主」として題材に取り上げられるほど、広く一般に浸透した。
[編集] 歴史
寺伝では天平勝宝7年(755年)、東大寺初代別当(住職)の良弁(ろうべん)の開創というが定かでない。明治初期の神仏分離で大山阿夫利神社と分離した。
[編集] 文化財
- 鉄造不動明王二童子像(重要文化財)-日本では鉄造の仏像は鎌倉時代を中心に制作されているが、鉄は銅に比べて衣文などの細部の鋳造がむずかしく、鋳造後の表面の仕上げも困難なため、優れた作品は比較的少ない。本作は、鎌倉時代の鉄仏のなかでも秀作の1つに数えられるものである。不動明王像に比べ、左右の二童子像は鋳型のずれが見られるなど、やや技法的に難がある。
[編集] 外部リンク
- 雨降山 大山寺 (公式サイト)
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