大手 (松本市)
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大手(おおて)は長野県松本市中心部にある地区(住居表示実施区域 1~5丁目がある。1965年に設定)。大名町、縄手通り、上土町(あげつち)、土井尻、緑町、山辺小路、西堀、土手小路、大柳町、小柳町、辰巳町、今町、六九町(ろっく)、餌差町(えさし)、東町(半分)、裏町(一部)などと呼ばれるエリアが入る。
縄手通り、四柱神社、旧第一勧銀松本支店ビル(保存運動が起きている)、青翰堂書店(観光名所になっている)、リバーサイド六九、松本市役所大手事務所、松本広域連合事務局、チェルノブイリ医療基金、女鳥羽清水、鯛萬の井戸、松本市道路原票がある。銀行・証券会社支店などのオフィスや飲食店、住宅の混在するエリア。老舗も多い。近年はマンションが急増している。
女鳥羽川を隔てて中央(1丁目~4丁目)がある。大名町通り、こまくさ道路(大手大通り、今町通り)、東町通り、縄手通りが通る。千歳橋近くの八十二銀行前バス停は松本電鉄の多くの路線が通る。
六九や千歳橋周辺を中心に以前は市で最も栄えていたが、今は駅前にお株を奪われてしまっている。そのため六九商店街のアーケードを取り払い再開発ビル(商店とマンションが入る)を建設した。また、2005年にはセイフー松本大手店が閉店した。また、縄手通り沿いに映画館があったが、それもなくなり現在マンションが建設されている(景観を損なうと反対運動が起きている)。
観光客の多くは千歳橋を渡りこの地区の大名町通りを通る。そのため外国人も含め観光客が多く目に付く。しかし、大名町通りにはオフィスが多いため観光にはあまり適していない。大名町通り沿いのビルは自主的に高さを制限しており、ビルの高さが整っている。
以前は市の商業の中心だったこともあって映画館が多い。