大聖院 (宮島)
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大聖院(だいしょういん)は広島県廿日市市宮島町にある真言宗御室派の大本山の寺院。山号は"多喜山"(たきやま)、寺の名は"水精寺"(すいしょうじ)。
宮島で最古の歴史を持つ大聖院には、十一面観世音菩薩をはじめとする数々の観音菩薩、不動明王、三鬼大権現、七福神、一願大師など数々の仏が祭られている。
大聖院は中国三十三観音の第十四番札所でもあり、紅葉の名所でもある。
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[編集] 起源と歴史
- 大同元年(806年)に空海が宮島に渡り、弥山の上で修行し開基。
- 鳥羽天皇勅命の祈願道場。
- 明治18年(1885年)7月31日に明治天皇厳島神社御行幸で行在所に充てる。
- 明治39年(1905年)伊藤博文公の寄進により弥山登山道の大修理が完成。
- 平成3年(1991年)9月27日の台風19号で弥山、本坊共に大被害を受ける。
- 平成10年(1998年)10月10日に復旧の慶讃大法要を勤修。
- 平成18年(2006年)11月3日に宮島・弥山の開創1200年を記念してダライ・ラマ14世による弥勒菩薩の開眼法要が営まれた。
[編集] 行事
- 1月1日~1月3日:新年初祈祷祭
- 2月3日:厄除開運星まつり(節分会)
- 4月15日:春季大祭
- 8月15日:四万八千観音大祭
- 11月15日:秋季大祭
[編集] 所在地
- 広島県廿日市市宮島町210