大龍寺 (神戸市)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
大龍寺 | |
---|---|
本堂 大師堂 |
|
所在地 | 兵庫県神戸市中央区再度山1 |
位置 | 北緯34度43分1.47秒 東経135度10分40.82秒 |
山号 | 再度山(ふたたびさん) |
宗派 | 東寺真言宗別格本山 |
本尊 | 如意輪観音(秘仏、重要文化財) |
創建年 | (伝)神護景雲2年(768年) |
開基 | (伝)和気清麻呂 |
正式名 | |
別称 | 中風除けの寺 |
札所等 | 摂津国八十八箇所82番 近畿三十六不動尊9番 摂津西国6番 神戸十三仏6番 神戸七福神(大黒天) |
文化財 | 木造菩薩立像(重要文化財) |
大龍寺( たいりゅうじ)は、兵庫県神戸市中央区再度山町にある仏教寺院。山号は再度山(ふたたびさん)。東寺真言宗別格本山。通称、中風除けの寺。
目次 |
[編集] 概要
寺伝によれば、神護景雲2年(768年)、和気清麻呂によって再度山(摩尼山)山頂近くの南斜面に開かれたとされる。山号は空海が大輪田泊から唐に渡る直前と帰国直後の2度、当寺に参詣したことに由来するという。奥の院には空海作と伝わる「亀の岩」があり、空海が登山した道は大師道と呼ばれ、空海の修行地である現在の再度山公園には修法ヶ原の地名が残る。
14世紀前半は赤松則村の多々部城の構成要素であったために度々戦火を受け衰亡したが、観応年間(1350年~1352年)、善妙上人による中興が行われ、堂宇が再建される。 現在の伽藍は江戸時代初期以降に再興されたものである。
森林に映える朱塗りの大きな山門はランドマークになっており六甲全山のハイキングコースなどにも取り入れられることがあるため、登山家もたびたびおとずれる。
[編集] 文化財
- 重要文化財
- 木造菩薩立像 (奈良時代、伝・如意輪観音、秘仏)
[編集] 札所
- 摂津国八十八箇所第82番
- 近畿三十六不動尊霊場第9番
- 摂津西国第6番
[編集] 行事
- 1月1日~3日 - 除夜の鐘並びに修正会
- 1月6日 - 寒の入り中風除大祈祷加持
- 1月21日 - 初大師
- 2月3日 - 節分星まつり
- 3月21日 - 彼岸大師
- 4月第2日曜日 - 春季永代土砂加持法会
- 7月20日 - 中風除大祈祷加持
- 8月21日 - 柴灯護摩修行
- 9月21日 - 彼岸大師
- 10月第2日曜日 - 秋季永代土砂加持法会
[編集] 所在地
- 〒650-0007 兵庫県神戸市中央区再度山1
[編集] 交通アクセス
[編集] 周辺情報
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
六甲山地東部(再度山・摩耶山・六甲山・西お多福山・東お多福山・甲山)の名所・施設 | |||||
---|---|---|---|---|---|
新神戸ロープウェー | 摩耶ケーブル | 六甲山上バス | 六甲ケーブル | 有馬温泉 | |
新神戸 | 摩耶ロープウェー | スカイシャトルバス | 六甲有馬ロープウェー | 有馬四十八滝 | |
森林植物園 | 六甲山牧場 | 六甲山人工スキー場 | 風の教会 | エンバ中国近代美術館 | |
外国人墓地 | 摩耶自然観察園 | 六甲山ホテル | 六甲オリエンタルホテル | 奥池 | |
再度公園 | 忉利天上寺 | 六甲スカイヴィラ | 六甲山四季彩奏空間 | 芦屋ロックガーデン | |
大龍寺 | 三国池 | カンツリーハウス | 六甲山荘 | 蓬莱峡 | |
トゥエンテイクロス | オテル・ド・摩耶 | 神戸市立自然の家 | 神戸ゴルフ倶楽部 | 白水峡 | |
布引ハーブ園 | 掬星台 | 穂高湖 | 自然保護センター | 鷲林寺 | |
徳光院 | 諏訪神社 | ホール・オブ・ホールズ | 六甲ガーデンテラス | 神呪寺 | |
布引の滝 | 金星台 | 記念碑台 | 六甲高山植物園 | 甲山森林公園 |