太平洋セメント
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種類 | 株式会社 |
市場情報 | |
本社所在地 | 東京都中央区明石町8番1号 聖路加タワー |
設立 | 1881年5月3日 |
業種 | ガラス・土石製品 |
事業内容 | セメント、資源、環境、不動産、建材 |
代表者 | 鮫島章男(代表取締役社長) |
資本金 | 694億99百万円 |
売上高 | 単体:3,090億円(2006年3月期) 連結:9,066億円(2006年3月期) |
従業員数 | 2,061名(2006年4月1日現在) |
決算期 | 3月 |
関係する人物 | 渋沢栄一、諸井虔 |
外部リンク | www.taiheiyo-cement.co.jp |
太平洋セメント株式会社(たいへいようセメント)は、1998年に秩父小野田(1994年に一度旧秩父セメント、小野田セメント合併)と日本セメント(旧浅野セメント)が合併して設立されたセメント業界最大手の企業である。3社それぞれに強み(と弱み)を持つ老舗企業であるために、合併に対して複雑な思いを抱く社員が多いといわれる。アメリカ合衆国、中国、ベトナムにも工場がある。
目次 |
[編集] 沿革
- 1881年5月3日 笠井順八により設立。
- 1951年11月 小野田セメント株式会社に商号変更。
- 1994年10月1日 秩父セメント株式会社を合併するとともに、秩父小野田株式会社に商号変更。
- 1998年10月1日 日本セメント株式会社を合併するとともに、太平洋セメント株式会社に商号変更。
[編集] グループおよび連結決算
生コン会社は協同組合を通じた共同販売事業を行うことで独占禁止法の適用除外とされることが一般的である。この場合、各生コン会社の販売数量は協同組合が割り当てるが、割当量には会社数あるいは工場数が少なからず影響する。各メーカーは自社系の数量確保を目的に好況時には競って生コン会社の新増設を行い、不況時にはメーカーとして数量を確保するため経営の苦しい生コン会社を温存しする傾向がある。 これは当社においても例外ではなく、系列生コンの数は膨大であり、連結外を含めれば数百社にも及ぶ。
連結決算に対する旧3社の取り組みは、比較的積極的な旧日本と旧小野田に対し、旧秩父が消極的という違いがあった。これは当社発足時の連結子会社の中に、旧秩父起源の会社が1社(システム綜合開発(現:パシフィックシステム))しか存在しなかったことに現れている。とはいえ、積極的な旧2社でも開示は必ずしも十分とは言えず、合併後に連結子会社と持分法対象会社の数は従来の倍以上およそ700社に達した。
また当社は埼玉県東松山市の粘土採掘跡地に「清澄ゴルフ倶楽部」を運営している。 開設は平成5年と新しいが、会員権+預託金が一口5000万円という高級コースである。 (厳密には同名の子会社が運営しており、予約状況により会員外のプレーも可能) なお、会員数はおよそ240社であり、単純計算では入会後10年間据え置きの預託金総額は約115億円となる。
中国の生産子会社は、日本からの米国向けセメント輸出が米国のアンチダンピング課税のためほぼ不可能になったことがきっかけで設立されたものである。生産子会社で生産されたセメントは、いったん丸紅や三井物産などの商社を経由して日本、米国その他各国へ輸出されている。 なお、この会計処理が連結決算上どう処理されているか(消去されているか二重計上されているか)は、公開資料で個々の取引について触れられていないため詳らかではない。
- 日本セラテック(東証1部)
- 日本ヒューム(東証1部)
- オリエンタル建設(東証1部)
- エーアンドエーマテリアル(東証1部)
- 東海運(東証1部)
- トーヨーアサノ(東証2部)
- 秩父鉄道(JASDAQ)
- パシフィックシステム(JASDAQ)
- 岩手開発鉄道
- アサノコンクリート
- 新宿パークホテル
- 清澄ゴルフ倶楽部(埼玉県東松山市)
- セサミスポーツクラブ
- 明星セメント
- ディ・シィ
- 奥多摩工業
- 太平洋マテリアル
- 屋久島電工
- 太平洋プレコン工業
- クリオン