安明哲
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1969年、朝鮮民主主義人民共和国咸鏡南道の裕福な家庭の長男として生まれる。1987年から1994年まで北朝鮮の秘密警察にあたる国家安全保衛部管轄の強制収容所の警備兵として勤務。1995年、豆満江を越え、中国経由で韓国に亡命。
亡命後は回想録「北朝鮮絶望収容所」(原題・彼らは泣いている)などを出版。
1998年にはアメリカ議会で証言を行う。その後も韓国の一般市民として暮らす傍ら、世界各地で強制収容所の証言講演活動を続けている。 2002年12月にはファー・イースタン・エコノミック誌に掲載された衛星写真から、数箇所の強制収容所の内部について詳細に語っている。また、北朝鮮内部の事情通として、日本の報道番組にもたびたびVTRで出演している。
[編集] 著書
- 図説 北朝鮮強制収容所(1997年、双葉社) ISBN 4575287822
- 北朝鮮 絶望収容所(2000年、ベストセラーズ) ISBN 4584391130