官庁集中計画
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官庁集中計画(かんちょうしゅうちゅうけいかく)とは、明治の新政府の官庁を一ヶ所に集めて、パリを凌ぐ華麗なバロック都市を建設する計画。
1886年、外務大臣井上馨がドイツの建築家ウイルヘルム・ベックマン(Beckmann1832-1902)と ヘルマン・エンデ(Ende1829-1907)に官庁集中計画を依頼。 1895年、大審院(最高裁) と司法省(法務省)が完成した。 しかし、日清戦争のためそれ以外の建築は中止された。
司法省は重文として復元された。
- 1945年、戦災で大審院と司法省の屋根が焼失した。
- 1976年、大審院が取り壊された。
- 1994年、司法省は復元され重要文化財に指定された。