室大墓古墳
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室大墓古墳(むろのおおばかこふん)は、奈良県御所市に所在する古墳時代中期前半の前方後円墳である。「宮山(みややま)古墳」、「室宮山古墳」とも言う。
[編集] 概要
- 墳丘長238メートル。
- 後円部上に立てられた靫(ゆぎ)[1]埴輪は高さ147センチ、最大幅99.5センチある。
注
- ^ 靫は、矢を収納して背負う道具であるが、実践に際して、矢を一本ずつとるには不便なため、古墳時代中期には、東北アジアから伝わった腰に付ける収納具である胡漉(ころく)にとって代わられる。
[編集] 埋葬施設
天井石に石棺と同質の黄土色の流紋岩質溶血議凝結岩が使用され、壁石には緑泥石片岩、石墨片岩などの片岩が使われている。片岩は紀ノ川の石であり、流紋岩質溶結凝灰岩は、兵庫県加古川市付近に広く分布する姫路酸性岩と呼ばれている溶結凝灰岩である。
[編集] 関連項目
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