富山地方鉄道上滝線
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上滝線(かみだきせん)は、富山県富山市の南富山駅と中新川郡立山町の岩峅寺駅を結ぶ富山地方鉄道の鉄道路線である。
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[編集] 路線データ
[編集] 運行形態
全列車が電鉄富山駅を発着し、南富山駅までは本線・不二越線に乗り入れる。全列車が各駅停車である。
不二越線とは一体の路線として運用されており、「不二越・上滝線」と呼称される。かつては大川寺駅(当時は大川寺遊園駅)の横にあった大川寺遊園の名前を取って「大川寺遊園線」の愛称で呼んでいたが、大川寺遊園の閉園とともに、本来の路線名に戻った。
[編集] 歴史
現在の上滝線の区間は、富山県営鉄道の手によって開業したものである。1921年4月25日に南富山駅~上滝駅間が開業したのに始まり、順次千垣駅まで延長された。1927年6月10日に電化された。1943年の交通大統合により、富山地方鉄道に譲渡された。
[編集] 駅一覧
南富山駅 - 朝菜町駅 - 上堀駅 - 小杉駅 - 布市駅 - 開発駅 - 月岡駅 - 大庄駅 - 上滝駅 - 大川寺駅 - 岩峅寺駅
[編集] 増便実験
- 2005年5月25日から7月24日まで南富山駅~月岡駅間で増便実験が行われた。運賃も値下げされた。通常平日上下1日26本(2004年3月改正)運行のところを1日30本運行に増便された。運賃も一律200円にし、南富山駅から市電(富山市内線)に乗り継ぐ場合は市電の区間も含めて300円とした。しかし利用者への周知不足もあって利用増はわずかにとどまり、本格導入のめどは立っていない。
[編集] 接続路線
- 南富山駅:富山地方鉄道不二越線、富山地方鉄道富山市内軌道線(南富山駅前駅)
- 岩峅寺駅:富山地方鉄道立山線
[編集] 過去の接続路線
- 南富山駅:富山地方鉄道笹津線