小倉由美
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小倉由美(おぐら ゆみ、1967年9月2日 - )は、日本の女子プロレスラー。全日本女子プロレスの中心選手として活躍したアイドルレスラー。
[編集] 経歴
- 1983年、デビュー ニックネームは『ゴンゴン』。
- 小柄だったが、健気に戦う姿がファンに愛された。
- 元WWWA世界タッグ王者(パートナーは84代・永堀一恵、88代・小松美加)。第8代全日本選手権、初代・第3代全日本タッグ選手権も保持(ともにパートナーは永堀)。主にタッグ戦線で活躍した。
- 得意技はニー(レッグ)ラリアット(膝を当てる形のレッグラリアット)、ジャーマン・スープレックス、タイガードライバー、ラリアットに対するカウンターの脇固めなど
- 後輩の面倒見がよく、アジャ・コングや下田美馬らをかわいがった
- 1987年4月、永堀と組んで王者宇野久子・堀田祐美子組に挑戦したWWWA世界タッグ戦において宇野に対しセカンドロープからのツームストン・パイルドライバーを仕掛け、首を骨折する重傷を負わせる(初めから怪我させる為に仕掛けた訳でなく、病院に運ばれる宇野へ号泣し謝罪している)。
- その後も小松とのタッグでクラッシュギャルズのWWWA世界タッグに挑戦するなどして活躍したが1990年12月8日、後楽園ホールにて同期生ブル中野と引退試合(5分エキシビジョン)を行う。試合は5分ジャスト、ジャーマン・スープレックスで小倉のフォール勝ち。クラッシュの2人や同期らも駆けつけた試合後の引退セレモニーではかつて重傷を負わせた北斗やアジャが号泣しながら花束を贈呈していた。引退後、一時期覆面レスラー・ハイパーキャットとして1年間カムバックしている。