少年ナイフ
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少年ナイフ(しょうねんナイフ、Shonen Knife)は、1981年に結成されたガールズバンド。
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[編集] 概要
少年ナイフはキャッチーでシンプルな楽曲を展開しラモーンズ、バズコックスなどの影響下にあると言える。アメリカ進出時、日本人女性のバンドが英語の歌詞の楽曲を演奏するという物珍しさも有ったと思われるが、現地ではオルタナティブロックが一大ムーブメントに成りつつあり、少年ナイフの楽曲が受け入れられる要素は有った。
しばしば日本の洋楽ファンを驚かせるような活躍が、少年ナイフが「海外で最も著名な日本人バンド」とも呼ばれる所以である。
[編集] 経歴
- 学生時代に同級生であった山野直子(ギター・ボーカル)と中谷美智枝(ベース・ボーカル)、山野の妹の敦子(ドラム)の3人により1981年に大阪で結成。当時山野直子と中谷美智枝はタイガー魔法瓶のOLであった。
- 翌々年インディーズレーベルよりアルバムリリース。
- ライブ活動をしつつ1986年アメリカでアルバム『CAPRETTY LITTLE BAKA GUY』をリリース。その後ライブ活動、コンピレーションアルバムへの参加など海外での活動が多くなると共に、本国より海外での評価が高まっていく。
- 1992年アルバム『Let's Knife』で国内メジャーデビュー。
- 1998年中谷美智枝が脱退。姉妹二人になるも、その後も国内海外両方で精力的に活動を続けている。
- 2006年ベースの山野敦子が結婚のため脱退。
- 2006年ドラムにえつこ(元ピンクパンダー)が正式メンバーとして参加。
- 少年ナイフのファンであったカート・コバーン率いるニルヴァーナと共に全英ツアーを行う。
- 少年ナイフのトリビュートアルバムにレッド・クロス、ソニック・ユースなど海外の大物アーティストが参加。
- カーペンターズのトリビュートアルバムに参加した少年ナイフがカバーした曲『TOP OF THE WORLD』が米マイクロソフト社の全世界向けCMに使用される。日本では2005年にサントリーのチューハイのCMソングとして使われている。
- アメリカのテレビアニメーション「パワーパフガールズ」のテーマ曲に少年ナイフの曲『Buttercup(I'm A Super Girl)』が使用されている。
[編集] ディスコグラフィー
[編集] シングル
- Wonder Wine(1996年)
- E.S.P(1996年)
- all I want for christmas(1999年)
- オレンジの太陽(2001年)
[編集] オリジナルアルバム(日本盤)
- BURNING FARM(1983年)
- 山のアッちゃん (1984年)
- PRETTY LITTLE BAKA GUY(1986年)
- 712 (1991年)
- Let's Knife(1992年)
- Rock Animals(1993年)
- Brand New Knife(1996年)
- HAPPY HOUR(1998年)
- Strawberry Sound(2000年)
- Heavy Songs(2002年)
- Candy Rock(2004年)
- GENKI SHOCK!(2005年)
[編集] 編集盤
- DO THE KNIFE(レアトラック集)
- Favorites(カバートラック集)1994年
- GREATEST HISTORY(レアトラック集)1995年
- Super Mix(小山田圭吾らによるリミックス集)1997年
- Ultra Mix(リミックス集)1998年
- MILLENNIUM EDITION(ベストアルバム)2001年
- Golden☆Best Universal Hit's(ベストアルバム)2006年
[編集] その他
- Every Band Has A Shonen Knife Who Loves Them(1995年)ソニックユース、L7など海外アーティストによるトリビュートアルバム。
- A Tribute to Shonen Knife - Fork and Spoon(2006年)トリビュート・アルバム
- Shonen Knife live in osaka (2006年)ライヴ・アルバム