ラモーンズ
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ラモーンズ | ||
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基本情報 | ||
出身地 | アメリカ合衆国 ニューヨーク | |
ジャンル | パンク・ロック | |
活動期間 | 1974年 - 1996年 | |
公式サイト | http://www.ramones.com/ | |
メンバー | ||
ジョーイ・ラモーン ジョニー・ラモーン ディー・ディー・ラモーン マーキー・ラモーン C・J・ラモーン トミー・ラモーン リッチー・ラモーン |
ラモーンズ (Ramones)はアメリカの4人組パンク・ロック・バンド。1974年結成。1976年『ラモーンズの激情』("The Ramones")でアルバムデビュー。1996年解散。
目次 |
[編集] メンバー
[編集] 初期メンバー
- ジョニー・ラモーン(本名ジョン・カミングス、1951年10月8日-2004年9月15日) - ギタリスト
- ジョーイ・ラモーン(本名ジェフリー・ハイマン、1951年5月19日 - 2001年4月15日) - ボーカリスト
- ディー・ディー・ラモーン(本名ダグラス・コルヴィン、1952年9月18日 - 2002年6月5日) - 初代ベーシスト
- トミー・ラモーン(本名トマス・アーデライ、1952年1月29日-) - 初代ドラマー
[編集] 途中から参加したメンバー
- マーキー・ラモーン(本名マーク・ベル 1956年7月15日-) - 二代目ドラマー、四代目ドラマー
- リッチー・ラモーン(本名リチャード・レインハード) - 三代目ドラマー
- C・J・ラモーン(本名クリストファー・ジョン・ウァード) - 二代目ベーシスト
メンバーはすべてラモーン(Ramone)の姓を名乗ったが、これはポール・マッカートニーがハンブルクにいたときに名乗った芸名「ポール・ラモーン」を無断借用したものである。
[編集] バンドの概要
ニューヨークのクイーンズ区に住んでいたジョーイ、ディー・ディー、ジョニー、トミーの四人で結成。その後、1980年にトミーが脱退しマーキーが加入。1988年にディー・ディーが脱退し翌年C・Jが加入している。21枚のアルバムを残して1996年に解散。初期の3枚はロックの歴史に残る名盤である。
その音楽はデビューから解散まで一貫しており、シンプルでキャッチーなメロディーの短い曲ばかりをアルバム1枚に15曲近く収めた。コードは3~4個、ダウンストローク一辺倒のリフ、ギター及びドラムのリズムは8ビート中心と極めてシンプルな編成の曲をスピーディーに演奏した。トレードマークの革ジャン、ジーンズ、モズライトも解散まで貫き通された。
また、ラモーンズの評価はアメリカよりもイギリスのほうが高く、結果としてセックス・ピストルズ、クラッシュなどのロンドン・パンクの先駆者となった。
ちなみに、セックス・ピストルズ、クラッシュ、ダムドらとともに「4大パンクバンド」として、また、リチャード・ヘル&ザ・ヴォイドイズ、ジョニー・サンダース&ザ・ハートブレイカーズ、テレヴィジョン、パティー・スミス(パティ・スミス・グループ)らとともに「5大ニューヨーク・パンクバンド」として称えられている。
日本で公開された映画『End of the Century』は彼らの後から来たセックス・ピストルズや、クラッシュなどに追い抜かれていく様と、全力で歌う彼らを見ることができる。
2003年2月4日には彼らのトリビュートアルバム『We're a Happy Family』というアルバムが発売され、参加アーティストとしてレッド・ホット・チリ・ペッパーズ、マリリン・マンソン、U2、キッス、メタリカ、ランシド、グリーンデイなど有名16組が参加している。
[編集] ディスコグラフィー
- 1976年 ラモーンズの激情 - Ramones
- 1977年 リーヴ・ホーム - Leave Home
- 1977年 ロケット・トゥ・ロシア - Rocket to Russia
- 1978年 ロード・トゥ・ルーイン - Road to Ruin
- 1978年 It's Alive (Live)
- 1979年 Rock 'n' Roll Highschool (Soundtrack)
- 1980年 エンド・オブ・ザ・センチュリー - End of the Century
- 1981年 プレザント・ドリームス - Pleasant Dreams
- 1983年 サブタレイニアン・ジャングル - Subterranean Jungle
- 1984年 トゥー・タフ・トゥ・ダイ - Too Tough to Die
- 1986年 アニマル・ボーイ - Animal Boy
- 1987年 ハーフウェイ・トゥ・サニティ - Halfway To Sanity
- 1988年 ラモーンズ・マニア - Ramones Mania
- 1989年 ブレイン・ドレイン - Brain Drain
- 1991年 ロコ・ライヴ - Loco Live (Live)
- 1992年 Mondo Bizarro
- 1993年 アシッド・イーターズ - Acid Eaters
- 1995年 アディオス・アミーゴス(さらば友よ) - Adios Amigos
- 1996年 Greatest Hits Live (Live)
- 1997年 ラスト・ショウ(ウィ・アー・アウタ・ヒア) - We're Outta Here (Live)
- 2003年 NYC 1978 (Live)