尾崎士郎
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尾崎士郎(おざき しろう、1898年7月2日 - 1964年2月19日)は、日本の小説家。
愛知県幡豆郡横須賀村(現吉良町)生まれ。早稲田大学政治科を中退して売文社に拠り、同社を本拠に活動していた高畠素之を追って国家社会主義に身を投じる。1921年に時事新報の懸賞小説で『獄中より』が第二席で入選し、以後本格的に小説家として身を立てる様になる。1933年から都新聞に『人生劇場』を連載し、これが大ベストセラーとなって以後20年以上も執筆し続ける大長編となる。その一方で戦前に「文芸日本」戦後に「風報」を主宰した。
目次 |
[編集] 主な作品
- 人生劇場
- 鶺鴒の巣
[編集] 記念館
出身地の愛知県吉良町に2002年11月竣工。以前に吉良町立図書館内に尾崎士郎記念室としてあったものを尾崎士郎記念館として独立させた。展示品はほとんどが遺族や縁者から寄贈されたものばかりで、総資料数は4,000点以上にもなる。これらの中から直筆原稿、書簡、著書、愛用品等を順次展示している。また、晩年を過ごした東京都大田区にあった書斎も移築されている。
入館は有料(隣接の施設「旧糟谷邸」と共通)で、月曜(祝日の場合を除く)と年末年始は休館となる。