山本尚
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山本 尚(やまもと ひさし, 1943年 - )は日本の有機化学者。シカゴ大学教授、工学博士。
[編集] 略歴
- 1967年 京都大学工学部工業化学科を卒業(野崎一教授)。
- 1971年 ハーバード大学にて博士号取得(イライアス・コーリー教授)。
- 1971年 東レ入社。
- 1972年 京都大学助手。76年に講師昇任。
- 1977年 ハワイ大学助教授。
- 1980年 名古屋大学助教授。1983年教授に昇任。
- 2002年 シカゴ大学教授。
2002年紫綬褒章、2006年 Tetrahedron Prize、2007年日本学士院賞、他受賞多数。
[編集] 業績
アルミニウムを中心とした、ルイス酸触媒研究の第一人者。高度にデザインされた有機配位子を結合させたルイス酸により精密な分子認識を行い、多くの有用な不斉反応を生み出している。開発したいくつかの試薬は市販されている。
[編集] 門下生
丸岡啓二(京大・理) 石原一彰(名大・工)