岡野栄之
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岡野 栄之(おかの ひでゆき、1959年1月26日 - )は、日本の医学者。慶應義塾大学医学部教授。元大阪大学医学部教授である。
[編集] 略歴
- 1977年 慶應義塾志木高等学校卒業
- 1983年 慶應義塾大学医学部卒業
- 1983年 慶應義塾大学医学部生理学教室助手
- 1985年 大阪大学蛋白質研究所助手
- 1988年 慶應義塾大学より医学博士号を取得
- 1989年 ジョンズ・ホプキンス大学医学部生物化学教室研究員
- 1992年 東京大学医科学研究所化学研究部助手
- 1996年 筑波大学基礎医学系分子神経生物学教授就任
- 1997年 大阪大学医学部神経機能解剖学研究部教授就任
- 2001年 慶應義塾大学医学部生理学教室教授就任
- 2004年 日本医師会医学賞受賞
[編集] 中枢神経損傷の拡大を抑える細胞の働きの解明
岡野栄之教授らは、中枢神経系の損傷約1週間後、損傷部位に集まる細胞「アストログリア」に神経細胞の損傷拡大を防ぐ働きのあることをマウスを用いた実験で解明し、2006年6月19日、医学情報誌ネイチャーメディシン電子版に発表した。
これによると、アストログリアで産生される遺伝子「Stat3」が鍵を握っており、この遺伝子をノックアウトしたマウスでは2週間後でも機能損傷の回復が見られなかったのに対し、Stat3を過剰発現させたマウスでは損傷部位の拡大が止まり、足などの運動機能が改善したという。
[編集] 外部リンク
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