岩田重吉
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岩田 重吉(いわた じゅうきち)は、白い巨塔の登場人物で、架空の人物。浪速大学医学部卒。同期は同大医学部・鵜飼部長がいる。大阪市内で医院を経営。大阪市北区医師会長。副会長である財前五郎の岳父、財前又一とは遊び仲間。
財前五郎の教授選を前に料亭「扇屋」で又一によって五郎に引き合わされる。その後、同期のよしみで鵜飼医学部長と財前親子を近づけるなど、同窓会幹部で市会議員の鍋島貫治と共に積極的に支援、鍋島と共に大河内教授宅に押しかけて実弾攻撃を仕掛けたりした。
後の財前の学術会議会員選挙では、医師会長である立場を活かして各方面に圧力を含む工作を行う。対立候補の一人、繁藤教授の引き下ろしに際しては、最初は医師会長としての立場を優先したが、鵜飼からの懇願に負けて、鍋島と共に対立候補の私大病院の地鎮祭に押しかけて圧力をかけた。