川又一英
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川又 一英(かわまた かずひで、1944年 - 2004年10月16日)は、日本の小説家・美術研究家。東京都出身。早稲田大学文学部ロシア文学科卒業。
熱心な東方正教会の信者として知られ、西洋美術史に造詣が深く、ロシアを中心とした小説及び日本を題材とした場合は、人物伝を残した。ギリシャ正教会、ロシア正教会などのイコンを含む教会文化についての著作も多い。
葬儀は日本ハリストス正教会のニコライ堂で行われた。
[編集] 主な作品
- 『イコンの道-ビザンティンからロシアへ』東京書籍、2004年。 ISBN 4487798973
- 『エーゲ海の修道士-聖山アトスに生きる』集英社、2002年。 ISBN 4087812014
- 『ビザンティン・ロシア思索の旅』山川出版社、2002年。 ISBN 463464780X
- 『イヴァン雷帝-ロシアという謎』新潮社、1999年。 ISBN 4106005662
- 『麻布中学と江原素六』新潮新書、2003年。 ISBN 4106100320
- 『ヒゲのウヰスキー誕生す』新潮文庫、1985年。 ISBN 4101428018
- 『大正十五年の聖バレンタイン-日本でチョコレートをつくったV.F.モロゾフ物語』PHP研究所、1984年。 ISBN 4569212409
カテゴリ: 日本の小説家 | 日本のキリスト教の人物 | 1944年生 | 2004年没