川天狗
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川天狗(かわてんぐ)は、日本の東京都、埼玉県、神奈川県、山梨県に伝わる妖怪。
[編集] 概要
多摩川にある大畑淵という大きな淵に住んでおり、いつも岩の上に寂しそうに座り、物思いにふけっていたという。人間に対して悪さはせず、ミミズが熱病の薬になることを人間に教えたと言われている。
神奈川の津久井郡では夜に人が川で漁をしていると、大きな火の玉が突然転がって来ることがあり、川天狗の仕業とされていた。また人が川に網を放つと、川天狗も網を放つ音を立てたと伝えられている。
[編集] 関連項目
[編集] 出典元
- 村上健司 『妖怪事典』 毎日新聞社、2000年、125頁。
- 水木しげる 『妖鬼化 1 関東・北海道・沖縄編』 Softgarage、2004年、38頁。