川嶋勝重
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川嶋勝重(かわしま かつしげ、1974年10月6日 - )は、ボクシングの元WBC世界スーパーフライ級王者(第17代王者)。千葉県市原市出身。身長164cm。
長南高校(現茂原北陵高校)時代は野球部に所属。卒業後、地元の企業に就職するが、友人のボクシングの試合を観戦し、感動したのを機にプロボクサーになることを決意。1995年に元WBC・WBA世界ミニマム級王者の大橋秀行氏が会長を務める大橋スポーツジムに入門。 トレーナーは元OPBF東洋太平洋フェザー級王者の松本好二。
[編集] 最終戦績
- アマチュア:1戦1勝1KO
- プロ:34戦29勝(19KO)6敗
[編集] ボクシング歴
- 1997年2月20日、2RKOでプロデビューを勝利で飾る。
- 同年11月 - 東日本スーパーフライ級新人王獲得。全日本新人王は、中野博に敗れ戴冠ならず。
- 2000年12月11日、東洋太平洋スーパーフライ級王者ジェス・マーカ(フィリピン)に挑戦するも、12回判定負けで王座奪取ならず。
- 2001年8月27日、元WBA世界スーパーフライ級王者ヨックタイ・シスオー(タイ)とのノンタイトル戦に10回判定勝ち。世界ランク入りを果たす。
- 2002年4月20日、佐々木晋吾(木更津グリーンベイ)を10回判定(2-1)に下し、第25代日本スーパーフライ級王座獲得。1度防衛後タイトル返上。
- 2003年6月23日、世界初挑戦。WBC世界スーパーフライ級王者徳山昌守(金沢)に挑むが、12回判定負け(0-3)を喫し、世界王座獲得ならず。
- 2004年6月28日、徳山に再挑戦し、1回1分47秒TKO勝ち。王者のV9を阻み、悲願のWBC世界スーパーフライ級王座獲得。以後2度防衛。
- 2005年7月18日、3度目の防衛戦で徳山と3度目の対戦。最終12回にダウンを奪った以外は見せ場らしい見せ場を作ることが出来ず、結局12回判定(0-3)負け。前王者の王座奪回を許す。
- 2006年9月18日、WBC世界スーパーフライ級暫定王座決定戦で同級4位のクリスチャン・ミハレス(メキシコ)と対戦。2回にダウンを奪うものの、12回判定負け(1-2)を喫し、世界王座返り咲きならず。試合後、現役引退を表明した。
- 2006年10月19日、前戦の小差判定に「軽率に引退を口にしたが、あの1ポイントの悔しさが込み上げてきた」と引退を撤回、ミハレスとの再戦を要望。
- 2007年1月3日、WBC世界スーパーフライ級王者ミハレスと再戦。前半はミハレスがアッパーを巧打し、川嶋がボディブローで押し返すという展開だったが、10Rに川嶋はダウン気味のスリップを奪われ、立ち上がったところで連打を纏められてTKO負け。世界王座の奪還に失敗した。
[編集] 獲得タイトル
- 日本スーパーフライ級王座(防衛1=返上)
- WBC世界スーパーフライ級王座(防衛2)
前王者 徳山昌守 |
第17代WBC世界Sフライ級王者 2004年6月28日 - 2005年7月18日 |
次王者 徳山昌守 |