巻貝
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分類 | ||||||
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巻貝(巻き貝、まきがい)は、いくつかの総称を含む。
- 軟体動物門腹足綱に属する動物の総称。
- 腹足綱のうち貝殻をもつ動物の総称(すなわち1のうち、アメフラシやウミウシ、ナメクジ類など殻が退化したものを除いたもの)。
- 腹足綱に属する軟体動物で螺旋状の貝殻をもつものの総称(2からカサガイ類など巻いた殻をもなたないもを除いたもの)。
または、上記の動物がもつ貝殻を指す。頭足類にもオウムガイやアンモナイトあるいはトグロコウイカなど螺旋状の貝殻をもつものもあるが、それらは巻貝とは言わない。また同じ頭足類でもタコ類の一部はメスが産卵用の殻を形成するが、それらも巻貝とは言わない。なお殻を形成するタコ類では、殻の方に本体とは別の名を持つものがある(カイダコ→アオイガイ・フネダコ→タコブネ)。
[編集] 巻きの方向
大半の動物は左右対称か点対称であるが、巻貝は螺旋状であり対称でない。ただし、一部の完全平巻きのものは左右対称になる。
巻貝には左巻きと右巻きがいる。時計回りが右巻き、反時計回りが左巻きである。見分け方の一つに、巻き貝のとがった方を上に向け、殻の入り口が見えるように持ったとき、殻の口が向かって右側に見えるのが右巻き、左側に見えるのが左巻きである。
巻く方向は、種によって決まっているのが普通である。9割の種が右巻きと言われているが、理由はよくわかっていない。カタツムリの多くは右巻きであるが、一部に左巻きの種がある。また、左右両巻の種も存在する。左右両巻きの種では内臓の配置も左右逆になっている。巻く方向は1個の遺伝子か強く連鎖する複数個の遺伝子によって決定される。左右両巻きの種は発生段階から左右逆になっているのが通説であったが、そうではないという示唆もある。
[編集] 類似の構造
巻き貝に似た構造を持つものに、以下のようなものがある。
[編集] 外部リンク
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