広田尚敬
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広田 尚敬(ひろた なおたか、1935年-)は日本の鉄道写真家。中央大学卒業後、会社員を経てフリーの写真家となる。
[編集] 略歴
中央大学卒業後、会社員を経て、1960年にフリーの写真家となる。日本の鉄道雑誌・書籍のほか、米国の鉄道雑誌「TRAINS」でも写真を発表し、鉄道撮影において高い評価を得た。
編成写真だけで無く、革新的な撮影技法や自作の撮影機材を用い、斬新な作品を輩出した。中でも走行中の列車の側面を車両の真横から流し撮りし、車両があたかも止まっているかのように撮る撮影手法が特に知られており、彼はこの撮影方法を動止フォトグラフと呼んでいる。鉄道写真界では神様的な存在であるが、温厚で物腰柔らかい人柄である。
大の紅茶好きである。かつて小田急電鉄のロマンスカーの初の展望席設置列車である3100形「NSE」が登場し、初めて乗車した際、車内で飲んだミルクティーの味が今でも忘れられないという。
鉄道写真における多大な功績の影に隠れがちだが、ハーブ研究家である夫人に同行する機会もある事から、草花の写真についても秀作を収めている。
次男の広田泉も同じフリーの鉄道写真家である。
[編集] 作品集リスト
[編集] 外部リンク
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