後藤祐一
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後藤祐一(ごとう ゆういち、1969年3月25日 - )は、平成期における日本の官僚。神奈川県横浜市出身。
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[編集] 来歴
神奈川県立厚木高等学校を卒業後、東京大学法学部を経て1992年に通商産業省(現在の経済産業省)へ入省。スタンフォード大学研究所・カナダ外務貿易省への出向を経て2005年7月に退職し、11月に「実現男」と題するブログを立ち上げる。
「構造改革特区制度」の考案者。01年12月、自宅で入浴中、規制緩和について思いを巡らすなか、地域主導型の方式を考え付いた。経済産業省から総理官邸に同構想が提案され、当時、構造改革の具体案に苦しんでいた小泉純一郎総理が採用した。提案だけでなく、自らも「特区営業」と称して各自治体、企業、NPOなどを回り、特区制度の利用を訴えた異色の官僚。経済産業省内では、改革派の若手旗手として注目され、経済界などにも知人・友人が多数いる。
政治上の持論は、首相官邸機能の強化。首相専属の政策スタッフを官邸に集めるとともに、高級官僚は原則的に政治任用とし、政策立案・立法機能を官僚主導から政治主導に改革することを強く主張してきた。
2006年10月22日実施の神奈川県第16区補欠選挙に民主党公認で出馬したが、自民党と公明党の強固な連携に対し、無党派層を集めきれず、落選した。
[編集] ブログ「実現男」
ブログの読者から実現して欲しい「公約」を募集し、毎週1回は必ず公約を「実現」することを謳っている。これまでに挑戦した主な公約には、以下のようなものがある。
- 第1回 お正月を祝い鏡餅を全部一人で食べる(実現)
- 第2回 白線の上だけを歩いて新宿縦断(実現)
- 第3回 動物園の動物の名前を50個覚える。(実現?)
- 第4回 街中ゴルフでパーを取る(実現)
- 第5回 自作ギャグで街の人を笑わせる(実現)
- 第6回 鬼を退治する(実現?)
- 第7回 30分で息子の背より深い穴を掘る(実現)
- 第8回 モーグルでスプレッドイーグルジャンプを決める(実現)
- 第9回 新宿でゴミを1000個拾う(実現)
- 第10回 飼い主よりも犬に好かれる(失敗)
- 第11回 一輪車で5メートル進む(実現)
- 第12回 世界一臭い食べ物を完食(実現)
- 第13回 わらしべ長者になる ~前・後編~(失敗)
- 第14回 玉3個のジャグリングをマスターする(実現)
- 第15回 公園のトイレを掃除する(実現)
- 第16回 人にありがとうと5回言われてっ(実現)
- 第17回 山手線逮捕劇 ~前・後編~(実現)
- 第18回 奥さんの代わりに弁当を作ってね(実現)
- 第19回 砂の城を造る(実現)
- 第20回 道路のガムをはがす(実現?)
- 第21回 浜辺であの娘をつかまえろ(実現)
- 第22回 相模川をキレイにせよ(実現)
- 第23回 左折だけで水を汲む(実現)
- 第24回 いたずら書き消し ~公共物編~(実現)
2006年3月9日放送のTBS「イブニング5」や「週刊ポスト」(小学館)2006年5月26日号など、マスコミでも何度か取り上げられている。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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