志紀県主神社
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志紀県主神社 | |
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所在地 | 大阪府藤井寺市惣社1-6-23 |
位置 | 北緯34度34分35秒 東経135度37分06秒 |
主祭神 | 神八井耳命 |
社格等 | 式内社(大)・河内国総社・村社 |
例祭 | 10月9日 |
志紀県主神社(しきあがたぬしじんじゃ)は、大阪府藤井寺市にある神社である。式内社、河内国総社で、旧社格は村社。
[編集] 祭神
神武天皇の長子である神八井耳命を主祭神とし、伊勢大神(天照大神)・春日大神(天児屋命・比咩大神・武甕槌命・経津主命)・住吉三柱神・神功皇后を配祀する。ただし、『河内名所図会』では祭神を「磯城県主黒速」としている。
[編集] 歴史
奈良時代、この一帯は「志貴(磯城)の県」という朝廷の直轄地で、それを管理していたのは神八井耳命を祖とする志貴県主(しきのあがたぬし)と、その同族の志貴首(しきのおびと)であった。創建の由緒は不詳であるが、当社はその氏神として創建されたものとみられ、『河内誌』に「国府属邑一」とあることから、この地に河内国府が設置されたときに創建されたものと考えられている。河内国の総社とされ、延喜式神名帳では大社に列している。
中世には、楠木正成が祈願所としてに隆昌を極めたが、楠木氏の衰亡とともに衰退し、さらに戦国時代にはたびたび兵火にかかり、何度か遷座を余儀なくされた。
明治5年村社に列した。