恵那山トンネル
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恵那山トンネル(えなさんとんねる)は、中央自動車道の長大トンネル(隧道)。
恵那山トンネルは1975年8月に開通した中央自動車道の中津川IC~園原IC間にあり、岐阜県中津川市と長野県下伊那郡阿智村を結ぶトンネル。延長は上り線が8,649m、下り線が8,489m。ここしばらく日本の道路トンネルとしては第3位の長さであったが、東海北陸自動車道飛騨トンネルの2007年貫通に伴い、順位が繰り下がり、第4位となった。なお、1975年の開通当初は、現在の下り線トンネルで1車線対面通行で供用されていたが、1985年に上り線トンネルが完成、上り線・下り線が別々のトンネルとなった。(4車線ではあるが、トンネル内は車線変更禁止である)
ちなみに危険物搭載車両は(園原ICが名古屋方面のみ接続のハーフインターチェンジのため)園原IC~飯田IC間も含めて全面走行禁止であり、そのためJR飯田線の石油貨物輸送は1996年まで継続する結果となった。また恵那山トンネルは、建設費、維持管理費などに費用を要することから、他の区間と比べて料金が高く設定されている。