懐古の客
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『懐古の客』(かいこのきゃく)は、藤子・F・不二雄の読みきりSF漫画作品。ビッグコミックの1982年(昭和57年)8月10日号に掲載。
[編集] 概要
未来から来たカメラ販売員のヨドバが登場する作品の一つ。ヨドバが最初に登場した作品はタイムカメラであるが、この作品はその話からさかのぼり、ヨドバが現代に来た時の話がかかれている。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] ストーリー
駆け出しの漫画家である太見は、カメラマンの友人に部族の村での生活を聞かされる。友人は感動しながら、文明に隷属しない彼らこそが人間らしい生活を送っていたのだと言い帰って行く。刺激と感動を味わえる彼を羨む太見だったが、突然未来から来たヨドバと名乗る男が自分のボロ部屋に居座ってしまう。ヨドバにとってはこのボロアパートの「原始的な」生活が感動の連続だった。ところが未来生活を送る彼は免疫がまるでなく、食中毒とおたふく風邪とむしさされの合併症だけで命に関わる程の重病となってしまったのだ。生死をさまようこと1ヶ月、彼は集合予定の1週間を超えたために未来に戻れなくなり、この未開の蛮地に取り残されてしまった。これから先、彼はどうやって生きていくのだろうか。
[編集] 登場人物
- ヨドバ
- 未来のカメラセールスマン。パック旅行の「グッドオールドデイズ一週間」で現代にやってきたタイムトラベラー。民宿の斡旋を頼んだところ、太見の住むボロアパートの部屋を紹介され1週間居座ることになる。ところがその後現代に取り残されてしまう事になる。
- 太見
- カメラマン
- 大家
- アパートを取り壊して駐車場としたいのだが、太見が立ち退かない事でそれができずにいて困っている。