播磨灘物語
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『播磨灘物語』(はりまなだものがたり)は、司馬遼太郎の歴史小説。1973年(昭和48)5月から75年2月にかけて『読売新聞』に連載。単行本は1975年に講談社から刊行。
豊臣秀吉の軍師として知られる黒田官兵衛(孝高、如水)の生涯を描く。
[編集] あらすじ
黒田官兵衛が仕える小寺家は中世風の家風が漂い、中央で台頭する織田信長に対しては否定的であった。信長の時代の到来を予感する官兵衛は、小寺家を織田家に入れるよう奔走する。だが小寺家に次第に疎まれ、そんな中荒木村重が叛旗を翻す。
村重に小寺家がなびくことをおそれ、官兵衛は村重を説得しようと有岡城に向かうが、投獄されてしまう。ここで官兵衛は、自分の知恵の無力さ、はかなさを感じ、出獄したころには身も心も変わっていた。