新城カズマ
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新城カズマ(しんじょうかずま)は、日本のSF作家。ライトノベル作家。1997年までは新城十馬(読みは現在と同じく“しんじょうかずま”である)の名で作品を発表していた。1991年のデビュー以来、富士見ファンタジア文庫での著作が多いが、2001年以降はその他のレーベルや出版社でも著作を発表している。
ライトノベル作家としても、『蓬莱学園』シリーズなど、架空世界の設定や作中での言語に関する考察などに特色のある作品を発表していたが、2002年発表の『星の、バベル』は南太平洋の架空の小国を舞台にした言語テーマのSF小説であり、第34回星雲賞にノミネートされるなど高い評価を得た。
2006年、『サマー/タイム/トラベラー』で第37回星雲賞日本長編部門を受賞。
また、小説家としてのデビュー以前に柳川房彦(やながわふさひこ)名義で、1990年にPBMゲーム『蓬莱学園の冒険!』の“グランドマスター”として、背景世界の構築、ストーリー展開とゲーム全体の管理を行った。『蓬莱学園』シリーズはPBMゲームが発端となって、小説、TRPG、コンシュマーゲームなどにメディアミックス展開され、また繰り返しPBMゲームの題材になったため、PBMゲームやTRPGのファンには柳川房彦としてもよく知られている。その後も同名義にて、有限会社エルスウェアの中心的人物として、TPPGの制作をはじめとするゲーム関連の著作に携わっている。
[編集] 主要な著作
- 富士見ファンタジア文庫(富士見書房)
- 『蓬莱学園』シリーズ
- 『マリオン&Co.』
- 『狗狼伝承』シリーズ
- 『特命転校生』シリーズ
- 『ジェスターズ・ギャラクシー』シリーズ
- 富士見ミステリー文庫(富士見書房)
- 『浪漫探偵・朱月宵三郎』シリーズ
- ハルキ文庫ヌーベルSFシリーズ(角川春樹事務所)
- 『星の、バベル』
- ソフトバンク新書(ソフトバンククリエイティブ)
- 『ライトノベル「超」入門』