新本格魔法少女りすか
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『新本格魔法少女りすか』(しんほんかくまほうしょうじょ-)は著者・西尾維新のライトノベル。雑誌『ファウスト』にて連載中。単行本は講談社ノベルスより現在3巻まで発売されている。イラストレーションは西村キヌ(カプコン)。
全13話予定。今後、最終巻『新本格魔法少女りすか0』が刊行予定。
アニメ化されるとの噂がいつからか流れているが、現時点でその予定は無い。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
目次 |
[編集] あらすじ
『魔法使い』・水倉りすかと『魔法使い』使いの供犠創貴の二人は、りすかの父親・水倉神檎を探すため佐賀県を拠点とした『魔法狩り』を行っている。様々な魔法使いとの接触・戦闘を通して、二人は徐々に水倉神檎に近づいていくが…。
[編集] 登場人物
[編集] 主な登場人物
- 水倉りすか(みずくら - ) 『赤き時の魔女』『魔法狩り』
- 長崎県森屋敷市出身の『魔法使い』。属性(パターン)は『水』・種類(カテゴリ)は『時間』。運命干渉系の魔法使い。
- 小学5年生。一応小学校には籍を置いているがほぼ不登校であり、自宅で魔道書の写しの作業を行っている。好みのタイプは恰幅のいい男性(関取体型)。趣味は相撲観戦。父親探しのため佐賀県に転校してきた。2年近く前から単独で『魔法狩り』を行っていたが、1年近く前に創貴に出会い、以後行動を共にしている。架空都市長崎県出身であり、日本語を覚えたのは最近であるため「~なのが、~なの」(例:私に優しくしてくれないのが、キズタカなの)といった、主語・述語の逆転した独特の言い回し(創貴曰く、「下手なドイツ語の訳みたい」な話し方)をする。彼女の血には水倉神檎によってあらゆる種類の魔法式が施されており、大抵の魔法ならば血を流すだけで施行できる。
- 死に直面するほどの血を流すと1分間だけ17年後・27歳の自分になれる。17年後のりすかは、なるたびに性格は少し違うがすべてを通して非常に好戦的である。またそれと同時に非常に強く、現在のりすかが使いこなせていない時間の魔法をいとも簡単に使いこなしている。
- 供犠創貴(くぎ きずたか) 『「魔法使い」使い』
- 佐賀県在住の小学5年生。毎期クラス委員長を務める優等生である反面、自分以外の全ての人間を見下している傾向が強い。1年前に不登校であったりすかの家を訪問した際に彼女が普通ではないことを直感。それ以後彼女を重要な『駒』とみなし、近しい関係を保っている。コーヒーは苦手だが缶コーヒー(ブラック・無糖以外)は飲める。
- 夢は全ての人間を幸せにすることであり、そのためならばどんな犠牲も厭わない。父親には反発している反面、敵わないと認め尊敬している。
- チェンバリン
- りすかの忠実なる従僕。りすかの家の一階でコーヒーショップを営んでいるが、あまり繁盛はしていない。子供である創貴に対しても非常に丁寧な対応をする。りすかの手錠を作った。
- ツナギ/繋場いたち(つなぎば - )
- 水倉神檎によって『魔法』使いへとされた少女。元は人間であった。2000年以上生きているらしい。属性は『肉』、種類は『分解』。体中に512の口をもち、その口に喰われたモノは魔力を分解・吸収される。りすかにとっての天敵。
- りすか達との戦闘後「観察」のため、"繋場いたち"と名乗りりすか達の小学校へ転校してきた。城門管理委員会の創始者であるが、目立った地位には就かず、孤高の前線部隊として活動している。水倉神檎に自身を殺してもらうために、彼の消息を追っている。
- 水倉神檎(みずくら しんご) 『ニャルラトテップ』
- 現在行方不明のりすかの父親。666の『称号』を持っていたが、そのうちのひとつ『赤き時の魔女』をりすかに与えたため、現在の『称号』は665個。海を渡れない『魔法使い』に海を渡らせる『箱舟』計画なるものを企んでいるらしい。
- 供犠創嗣(くぎ きずつぐ)
- 創貴の父親。佐賀県警の刑事。日本中の警察で彼に逆らえるものはいない。
- 女性にモテる。結婚・離婚を5回繰り返していて、現在の6人目の妻とも別居中。全身真っ白の背広姿。甘いものに目が無く、カレーも甘いものが好きである。創貴とは距離を置いた関係。りすかの事はそれなりに気に入っているらしい。
[編集] 魔法使い
- 影谷蛇之(かげたに へびゆき) 『影の王国』『豚歌い』『鷲豚の輪廻』『赤豚紳士』『悪意の天才』
- 在賀織絵を攫った。水倉神檎の『ディスク』を守っていた一人。
- 幼女を攫い衰弱死するまで『固定』し鑑賞するのが趣味。『城門』内で誘拐容疑により逮捕されたが、脱獄。『城門』の外へと逃亡した。赤い安全ピンのようなジャケットを着ている。
- 火住峠(ひずみ とうげ) 『火祭り』
- 属性『火』。水倉神檎の『ディスク』を守っていた一人。
- 水倉破記(みずくら はき) 『迫害にして博愛の悪魔』
- りすかの従兄妹。18歳の高校3年生。父親は水倉神檎の弟。
- 属性『水』・種類『運命』、運命干渉系の魔法使い。彼の血には水倉神檎により魔法陣が施されていて、その血を浴びた人間は血を洗い流さないと死ぬまで不幸がつきまとう(ただし水倉破記との距離が近い程、不幸の危険度は増す)。供犠創貴の天敵。
- 椋井むくろ(むくい - )
- 城門管理委員会の委員長秘書。全身黒服姿。ツナギとは親しい方であった。
[編集] 6人の魔法使い
『城門』を抜けた6人の魔法使い。水倉神檎、そして『箱舟』計画と何らかの関わりを持つ。
- 人飼無縁(ひとかい むえん) 『眼球倶楽部』
- 見たものは死ぬという『魔眼使い』を名乗っている。属性『雷』。相手を睨み殺すと見せかけ、相手の心臓を麻痺させて殺している。唯一6人の魔法使いの中でツナギを殺すことができる。
- 地球木霙(ちきゅうぎ みぞれ) 『回転木馬』
- 属性『肉』・種類『増殖』。自己の体を好きなように改造・再生する事が出来る。
- 蠅村召香(はえむら しょうか) 『泥の底』
- 属性『土』・種類『操作』。顕現(モーメント)『固定』。対象者本人に所有権がないものを完全に『固定』する事ができる。『固定』されたものはいかなる手段をもってしても動かすことができない。
- 塔キリヤ(とう - ) 『白き暗黒の埋没』
- 属性『夢』・種類『創世』。顕現『絶対矛盾』。運命干渉系・精神感応系の両方の性質を持つ魔法使い。
- 対象者を『平行世界』(鍵曰く「パラレルワールド」)に引き込む事が出来る。ただしその際には彼本人もその『平行世界』にいなければならない。
- 結島愛媛(ゆいしま えひめ) 『偶数屋敷』
- 詳細不明。武闘派の魔法使い。
- 水倉鍵(みずくら かぎ) 『ネイミング』
- 『魔法封じ』の能力を持つ。「6人の魔法使い」の一員ではあるが、実際には魔法使いではない。
- 水倉家との血縁関係は無く、本人曰く「一応養子扱い」との事。「6人の魔法使い」の中で、一番水倉神檎に近い存在。外見は創貴達よりも少し幼いぐらいの男子。
[編集] 人間
- 楓(かえで)
- 創貴の有能な『持ち駒』。創貴に対し敬語を使う。
- 在賀織絵(ありが おりえ)
- りすかと同じクラスの委員長。影谷蛇之に攫われた。才女で人気も高い。
- 折口きずな(おりくち - )
- 創貴の四番目の母親。自称・属性『獣』、種類『知覚』の魔法使い。勘がすごく鋭い。創貴に大きな影響を与えた人物。『平行世界』の中で、創貴に現実への道を示した。
[編集] 作品
- 新本格魔法少女りすか
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- 第一話 やさしい魔法は使えない。
- 第二話 影あるところに光あれ。
- 第三話 不幸中の災い。
- 新本格魔法少女りすか 2
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- 第四話 敵の敵は天敵!
- 第五話 魔法少女は目で殺す!
- 第六話 出征!
- 新本格魔法少女りすか 3
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- 第七話 鍵となる存在!!
- 第八話 部外者以外立入禁止!!
- 第九話 夢では会わない!!