日本大学東北高等学校
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日本大学東北高等学校 | |
国公私立の別 | 私立学校 |
設置者 | 学校法人日本大学 |
設立年月日 | 1951年(昭和26年) |
共学・別学 | 男女共学 |
課程 | 全日制の課程 |
所在地・連絡先 | |
所在地 | 〒963-1165 |
福島県郡山市田村町徳定字中河原1 | |
電話番号 | 024-956-8838 |
FAX番号 | 024-956-8873 |
外部リンク | 公式サイト |
日本大学東北高等学校(にほんだいがくとうほくこうとうがっこう)は福島県郡山市にある私立の高等学校で、日本大学の正付属校である。略称は「日大東北(にちだいとうほく)」「日高(にちこう)」。日本大学の付属高校であることから単純に「日大(にちだい)」とも呼ばれる。県内最大の生徒数を誇る。
高校野球では、過去7度の夏の地方大会優勝を飾っている。しかしながら全国大会での結果は出ていないため、福島県勢低迷の一端をも担っている。
設置学科は普通科、体育科となり、日本大学への進学を目標とする普通科Iコース、国公立大学や難関私立大学への進学を目標とする普通科IIコースが設置されている。基本的に入試の時点でそれぞれのコースを受験することとなるが、2学年進級時にはそれぞれ別のコースへの編入が可能である。ただし、IIコースへの編入に関しては特定の学業条件を満たしていなければならなく、対象生徒にはカリキュラムや授業レベルの差を考慮しての補修が行われる。日本大学の付属高校であることから進学率は高く、生徒全体の7割強が4年制大学へと進学し、進学希望者の9割強が合格している。
日本大学工学部とキャンパスが共通している側面もあり、全天候型のプールや室内練習場「Fドーム」・食堂や多目的ホール「アカシヤ館」、二つの体育館や全室冷暖房完備など、私立校らしく施設面でも充実しつつある。制服は男女ともにブレザーであり、ネクタイ・リボンの色(深緑、紺、あずき色の3色)によって学年の差別化がなされている。男子は紺のブレザーに水色のシャツ、女子は紺のブレザーに水色又は白色のシャツの組み合わせとなっている。そのデザインには人気があり、他校の生徒であるにもかかわらず本校の制服を着ていたというエピソードがある。
目次 |
[編集] 設置コース
- 全日制課程 普通科 Iコース
本校の基幹コース。日本大学への進学を目標とするため、ほとんどの生徒が日本大学統一試験を受け、その結果によって各希望学部へと振り分けられる。スポーツ推薦で入学した生徒もこのコースに属することとなる。
- 全日制課程 普通科 IIコース
国公立大学や難関私立大学への進学を目標とするため、センター試験や私大、二次試験それぞれに対応したカリキュラムが組まれる。一般授業後に特別指導と呼ばれる任意授業が組まれているため、部活動や委員会活動には基本的に参加することができない。
[編集] 沿革
- 1951年(昭和26年) 日本大学東北工業高等学校創設。 建設科・機械科・電気科・工業化学科・普通科を設置。
- 1962年(昭和37年) 建設科を廃止。土木科・建築科を新設。
- 1978年(昭和53年) 校名を日本大学東北高等学校に変更。
- 1989年(平成元年) 平成元年入学から共学へ移行。
- 1998年(平成10年) アカシヤ館完成。1階は226席の食堂、2階は多目的ホール。空調完備。
- 2001年(平成13年) 創設50周年式典挙行。
- 2002年(平成14年) 創設50周年を記念し、第2体育館を竣工。東北で唯一、最新の体操競技練習用ピットを備える。
- 2004年(平成16年) 全教室に冷房設備を設置。
[編集] 著名な卒業生
- 佐藤光浩 - 陸上競技男子400M、4×400Mアテネオリンピック代表。
- 柳沼美広 - 元プロ野球選手。
- 吉田 康夫 - 元プロ野球選手。現阪神タイガースブルペンコーチ。
- 桂幸丸 - 落語家
- 猪俣理恵 - 福島放送アナウンサー。
[編集] 所在地
- 福島県郡山市田村町徳定字中河原1番地