日本海洋学会
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日本海洋学会(にほんかいようがっかい、英称:The Oceanographic Society of Japan, 略称:OSJ)は、海洋学に関わる研究者・企業人・学生・教育者などから構成される日本の学会である。海洋学に関わる学術組織として日本最大の規模を誇る。
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[編集] 概要
1941年に海洋学の進歩と普及を図ることを目的として設立。会員数は2000名強(2007年現在)。
[編集] 研究発表大会
年2回、春と秋に行われる。春季大会は東京近郊で開催され、総会と各種賞の授賞式および記念講演を含む。秋季大会は地方で開催されることが多く、春季大会に比べると規模も小さい。発表件数は口頭、ポスターを含めて300程度。そのうち約半数を海洋物理学や気象学に関するものが占め、残りを海洋化学や生物海洋学に関するものが占める。
[編集] 出版物
- Journal of Oceanography
英文による論文誌。インパクトファクターは1.302(2005年度)であり、海洋学に関する学術誌の中では高い部類に入る。
- 海の研究
和文による論文誌。学会記事を含む。
- その他の刊行物
海洋学の普及のため、小中学生や一般向けに海洋学の書籍を多く刊行している。
[編集] 賞
- 日本海洋学会賞(1名)
- 岡田賞(2名、若手研究者に与えられる)
- 宇田賞(2名、顕著な学術業績を挙げた研究グループのリーダー,教育・啓蒙や研究支援において功績のあった者)
- 日高論文賞(2論文)
- 奨励論文賞(2論文、投稿時に主著者が学生であった論文に与えられる)