日東航空つばめ号墜落事故
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日東航空つばめ号墜落事故(にっとうこうくうつばめごうついらくじこ)とは1963年(昭和38年)5月1日に発生した航空事故である。
[編集] 事故の概要
大阪・伊丹空港から徳島へ向かっていた日東航空(日本国内航空、日本エアシステムなどを経て現在の日本航空インターナショナル)のDHC3オッター水陸両用旅客機つばめ号(機体記号JA3115)便が淡路島の諭鶴羽山に墜落したのは1963年5月1日午前8時56分頃であった。つばめ号は午前8時11分に大阪を離陸したが、濃霧の中飛行していたため、航路を誤り兵庫県三原郡南淡町(現在の南あわじ市)にある諭鶴羽山中腹の標高約300m地点に墜落し大破炎上した。
この事故では運航乗務員2名は救助されたが、乗客9名全員が死亡した。当時日東航空は、大阪を中心として南紀や瀬戸内方面への地方路線を運航していた航空会社であり、オッターやグラマンといった水陸両用機を使用していたため滑走路のない都市へも就航できるなど小回りのきく運航が為されていたが、一方で事故も多かったといわれている。
[編集] 関連事項
- 日東航空おやしお号墜落事故