日立ベルフィーユ
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日立ベルフィーユ(ひたち べるふぃーゆ)は、かつてVリーグに所属していた日立製作所の女子バレーボールチームである。2001年に廃部となった。
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[編集] 歴史
1964年に日立製作所武蔵工場バレーボールチームが東京都小平市にて創設された(その後1975年に日立バレー部、1990年に日立ベルフィーユとチーム名を改める)。都立三鷹高校を指揮した山田重雄を監督に迎え、日本リーグでは1980年代を中心に18回、黒鷲旗全日本選手権17回の優勝歴を誇り、日本女子バレー界を代表する強豪チームと称えられる。特に日本代表選手を多数輩出し、1976年モントリオール五輪で金メダルの白井貴子,松田紀子、1984年ロサンゼルス五輪で銅メダルの三屋裕子,中田久美,江上(現・丸山)由美などといった選手がこのチームに所属していた。
しかし1994年のVリーグ発足当時、主力9選手がプロチーム結成を前提とした集団で退部届けを提出する騒動が勃発。その後大林素子と吉原知子は退部となるが他の各選手は日立に復帰しVリーグでプレーを続けた。しかし1996-1997年シーズンには日本実業団リーグに降格(1年でVリーグ復帰)した。また加えて企業の支援体制にも限界が出たことから2000-2001年のシーズンを最後としてチームを廃止することになった。
[編集] 主な成績
- 優勝18回(1967年度、1968年度、1973年度、1974年度、1975年度、1976年度、1977年度、1981年度、1982年度、1983年度、1984年度、1985年度、1986年度、1988年度、1990年度、1991年度、1992年度、1993年度)
- 優勝17回(1968年、1972年、1973年、1974年、1975年、1976年、1977年、1978年、1979年、1982年、1983年、1984年、1985年、1987年、1988年、1993年、1994年)