日立電子サービス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
'日立電子サービス(ひたちでんしサービス)は、日立グループのコンピューターなどの保守を行っている会社である。略称・通称は「電サ」。
目次 |
[編集] 概要
- 社長は歴代日立製作所の神奈川工場出身者が就任している。2005年4月より代表取締役・社長は百瀬次生。
- 社風は保守の伝統から、日立グループの中でも保守的である。
- 全国310カ所のサービス拠点と約5600人の従業員を抱える。
- 直接・間接を含めて日立グループとの取引の割合が非常に高く,日立グループと全く関連しない売り上げは数%程度である。
[編集] 歴史
- 1962年 - 日立製作所の製品保守を行うために100%出資子会社として設立される。
- 1984年 - 営業・ソフト部門を日立エイチ・ビー・エムに分離される。
- 1988年 - 従業員のキャッシュカードの偽造事件が起き,マスコミに大々的に報道される。
- 2002年 - 日立ソリューションサポートセンタを三田MTビルに集約
- 2005年10月 - 日立OPSSと合併。日立製作所情報通信グループが取り扱うほとんどのハードウェア・ソフトウェアの統合サポートサービスを担当することになる。
- 2006年4月1日 - 子会社と合併・再編。執行役員制度を導入。
- 2006年12月18日 - 本社機能を東京都港区三田3-13-12(三田MTビル)へ移転
[編集] 過去に存在していた系列会社
- 東日日立電子サービス(とうにちひたちでんしさーびす、略称:東日電サ)
- 日誠日立電子サービス(にっせいひたちでんしさーびす、略称:日誠電サ)
- 中部日立電子サービス(略称:中部電サ)
- 関西日立電子サービス(略称:関西電サ)
- 茨城電子サービス(略称:茨城電サ)
- 東北電子サービス(略称:東北電サ)
- 中国電子サービス(略称:中国電サ)
- でんさテクノ東京(略称:テクノ東京)
- でんさテクノ中部(略称:テクノ中部)
- でんさテクノ関西(略称:テクノ関西)
- でんさテクノ(略称:DTTS)(2005年4月にでんさテクノ東京・でんさテクノ中部・でんさテクノ関西が合併)
[編集] 合併・再編
再編の目的は、関連会社を用途別に分割・吸収することにあり、日誠日立電子サービスをはじめ、東北・茨城・中部・関西・中国の各地域子会社は吸収合併・消滅した。
現在の系列会社は以下の通り。
- 日立フィールドアンドファシリティサービス(略称:日立FS)
- でんさテクノ(略称:電サテクノ 2005年4月にでんさテクノ東京・でんさテクノ中部・でんさテクノ関西が合併)
- クリエイティブソリューション株式会社(略称:CSC)
- 日立テクニカルコミュニケーションズ(略称:日立TC)
なお、出資会社としては、「日立情報通信エンジニアリング」「九州日立ソリューション」「北海道日立ソリューション」「四国日立ソリューション」「日立エイチ・ビー・エム」があり、地域会社については一部保守業務を委託している。