早指し将棋選手権
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早指し将棋選手権(はやさししょうぎせんしゅけん)は、かつてテレビ東京で放映されていた将棋番組、並びに同番組を舞台に争われていた将棋の棋戦の名称。
1968年に東京12チャンネル(当時)で放送を開始した「早碁選手権」の成功に刺激される形で1972年8月に放送開始。日曜の早朝番組として「早碁選手権」と並ぶテレビ東京の名物番組として親しまれてきた。
原則として1手30秒以内(末期は1手20秒以内)というシビアな持ち時間ルールを採用。初期の頃は年2回棋戦を開催し、前期・後期と分けて優勝者を決めていたが、1982年より年1回開催とする代わりに、新たに30歳以下の棋士を対象とする「早指し新鋭戦」をスタートさせた。
しかし早朝番組ということで視聴率の面でも苦戦は免れなかった他、末期にはスポンサー離れが進んだことなどもあり、2003年3月に放送を終了し、同時に棋戦も終了した。