早産
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早産(そうざん)とは、在胎週数(真の妊娠期間+2週)が22週~36週で出産することをいう。ただし、児が胎内で死亡していた場合には死産と呼び、在胎22週未満の場合には流産となる。基本的には児は適切な保育で生存可能である。
早産で生まれた児のことをかつては「未熟児」と呼んだが、未熟児という用語は早産児と低出生体重児(出生体重が2500g未満の児)のどちらの意味ともとられていた。医療上の問題点は早産児と低出生体重児で異なるため、現在では未熟児という用語は正式には用いられない。
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[編集] ICD-10
O60-O75
[編集] 原因
- 妊娠中の異常
- 内科・婦人科的な合併症
- 母体年齢、流早産歴、腎疾患、心疾患、子宮筋腫など
- 社会的な要因
[編集] 分類
- 切迫早産
- 陣痛が発来しているが、まだ弱く頸管の開大が始まっていないもの。
- 進行早産
- 規則正しい陣痛が発来し、頸管が全開大しているもの。
基本的に早産は正常分娩と同じ経過をとる。
[編集] 治療
切迫早産の場合は安静、子宮収縮抑制薬(塩酸リドトリン、マグネシウム)を投与し様子をみる。進行早産では正常分娩と同様の処置をする。
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