早稲田おとめちっくクラブ
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早稲田おとめちっくクラブ(わせだおとめちっくくらぶ)は、1970年代後半から1980年代前半ごろに早稲田大学に存在した少女マンガ愛好サークルである。
1977年に、教育学部在学中の4人の学生によって創設された。その中にのちに在学中からタレントになった石井めぐみがいた。まもなく、教育学部にとどまらず、各学部から入部者があいつぎ、最大50人ほどの規模になった。実作よりも愛読、批評を主としたサークルであったので、在籍者の中から編集者・評論家を輩出したことが特徴である。2005年当時の『りぼん』編集長明間浩樹・小学館の編集者八巻和弘・白泉社編集の東英夫・週刊文春出身の文科系タレント勝谷誠彦らが在籍していた。また、ネーミングもあいまって、マスコミ関係からの取材も多く、1979年にはNHKのテレビ番組でも紹介された。
さまざまな意見や人間関係の結果、1981年に早稲田少女マンガ研究会(WSMK、このサークルは2007年現在も活動している)が旗揚げしてからは活動も不活発になり、1984年3月に解散した。