星型エンジン
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星型エンジン(ほしがたえんじん)とは主に航空機用に用いられるシリンダーを放射状に配列したエンジンである。多くはガソリンエンジンであるが、ディーゼルエンジンのものも製造された。
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[編集] 構造
クランクシャフトを中心にしてシリンダーが放射状に並べられる。英語では文字通り「Radial engine」と呼ばれる。ひとつひとつのシリンダーは独立している。コネクティングロッドはマスターロッドとサブロッドを用いる方式を使う。ひとつのピストンがマスターロッドを介してクランクピンに繋げられ、他のシリンダーはサブロッドでマスターロッドを介して繋げられる。シリンダーの数は4ストロークエンジンの場合、奇数個である。バルブの駆動方式はほとんどがOHV方式であり、OHCのものも開発されたが主流にはならなかった。
[編集] 特徴
[編集] 短いクランクシャフト
[編集] 冷却方式
[編集] 多気筒化
- 多くが7、9気筒を採用しそれらを重ね合わせた二重星型エンジンが製造された。さらには4つを合わせた四重星型エンジンも製造された。
氷で冷やすことも可。